メンタルヘルスにおける自律神経と内分泌系
自律神経と内分泌系
自律神経、つまり交感神経と副交感神経は安定性を保たせるために、それぞれ逆の信号を送り込みことによって全身の器官をコントロールし、協調しながら作用します。交感神経は、心臓、消化器、血管、汗腺など全身に通っています。
例として、運動会の前日、もしくは好きな人に告白する時の緊張した気持ちを思い出して頂ければ、分かりやすいかもしれません。緊張のあまり胸がドキドキしたり、お腹が痛くなったりするというような興奮状態は、交感神経の刺激状態なのです。
副交感神経の場合、頭部の神経系に分布している神経と膀胱、さらに骨盤内臓器を支配する神経系があります。代表的なものとして、睡眠中の状態が挙げられます。内分泌系は、消化液やホルモンなどの分泌物を調整する役目を果たしています。
ストレスが表れる過程その1
もし私たちがこのままストレスを受け続けるとどうなっていくのでしょうか?
まず、警告反応期(緊急反応)と呼ばれる過程を経験します。ストレッサーにさらされると口では言い表せない嫌な気持ちになったり、食欲不振などに陥る時があります。
そのとき、最初の反応として体温・血圧・血糖値・神経系の活動などが低下し、消化器粘膜のただれや、抵抗力が一時的に低くなるといったことが起こります。このショック相はほんの数分の場合もあれば、一日くらい続く場合もあると考えられています。
その後、体の防衛反応が働き、ショック相とは反対に、体温・血圧・血糖値・筋緊張・神経系活動の上昇や、ショック相には見られなかった副腎皮質の肥大が見られ、アドレナリンやその他のホルモンの分泌が促されます。(抗ショック相)。この2つをまとめて「警告反応期」と言います。