メンタルヘルスにおけるストレスが表れる過程
ストレスが表れる過程その2
2つ目の過程としてストレスに対して反発・抵抗する抵抗期を挙げることが出来ます。これは、体がストレッサーに対して全面的に抵抗力を増していく過程で、抵抗力の増大した状態が維持されます。ですから、更にストレッサーが襲ってきたとしても安定した力でストレッサーをはね返すことが出来ます。
その結果として、警告反応期に起きた様々な症状は姿を消し、心や体も共に正常な機能が取り戻されたかのように思えてきます。しかし、それは何とかストレスに抵抗している状態です。そのため、他の刺激に対しては抵抗力が減ってしまっているのです。
ストレスが表れる過程その3
3つ目の過程は、疲れきり、病気に移行する疲はい期です。適応能力はいつまでもずっと続くことはまずありえません。このまま一定以上のストレッサーにさらされ続けると、やがて自分自身で抵抗することができなくなってしまいます。抵抗力は落ちていく一方で、一時は消えていた警告反応期の症状が再び出てくるようになります。そして、この状態をずっと放置しておいたり、無理をし続けたりしてしまうと、体は疲労困憊状態に陥ってしまい、病気にかかってしまうのです。
ストレスはなくそうとするのは不可能と言えます。ストレスは生物が外的あるいは内的な刺激に適応していく過程そのものを表わしているのですから、ストレスをなくそうと努力するのではなく、うまく付き合っていく方法を考えることが大切なのです。